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エコ住宅とは?メリット・デメリットや補助金、設備の特徴などを解説
近年、SDGsやサステナブルファッションなど、環境を守るための取り組みが注目されるようになっています。
そんな中、マイホームを検討する際に「エコ住宅」というワードを耳にしたことがある方も多くいるでしょう。
こちらの記事では、エコ住宅のメリット・デメリットや住宅設備の特徴、エコ住宅で利用できる補助金に
ついての情報をまとめています。
エコ住宅に興味を持っている方が、住宅を建てる前に知っておきたい情報をまとめて解説していますので、
ぜひお家づくりの参考にご一読ください。
エコ住宅とは?
エコ住宅と聞くと、「環境に優しい家」というイメージを持つ方も多くいるでしょう。
エコ住宅とは、「断熱性・気密性を高めることで、”夏は涼しく冬は暖かい”住環境を実現した住宅」のことを言います。断熱性・気密性の高い住宅は屋内と外の熱の出入りが少なくなり、冷暖房の使用エネルギーを抑えることができます。
そうすることで、地球環境に優しい住まいを叶えるのがエコ住宅です。
エコ住宅の種類
エコ住宅にはいくつかの種類がありますので、こちらでは代表的な4つのタイプを紹介します。
長期優良住宅 | 国が定めた長期優良住宅認定制度の基準をクリアした「長期にわたり住み続けられる住宅」。耐震性や省エネルギー性、バリアフリー性などにおいて認定規準が定められています。 ※国土交通省「長期優良住宅」に関するページ |
認定低炭素住宅 | 二酸化炭素の排出を抑えるための対策が取られた住宅。省エネ基準を超える省エネ性能を持つことや、都市の低炭素化の促進に関する基本方針に沿っているかなど、各都道府県や市が認定します。 ※国土交通省「低炭素建築物認定制度」に関するページ |
ZEH住宅 | Net Zero Energy House(ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス)の略語であり、「エネルギー収支をゼロ以下にした住宅」を指しています。家庭で使用するエネルギーを太陽光発電などによって創り出すエネルギーで賄うことにより、消費エネルギーをゼロ以下にする住宅です。 ※経済産業省 資源エネルギー庁「省エネポータルサイト」 |
LCCМ住宅 | Life Cycle Carbon Minus(ライフ・サイクル・カーボン・マイナス)の略。住む間だけではなく住宅の建設時から廃棄するまでの間のライフサイクルを通じて、太陽光発電などを利用してCO2排出の削減に取り組む住宅のことです。 |
【関連コラム】ZEH住宅って何?補助金っていくらもいくらもらえるのらえるの?
エコ住宅の設備の特徴
エコ住宅ならではの設備の特徴として、以下3つのポイントが挙げられます。
高断熱設備 | 外壁と内壁の間に断熱材を使用したり、断熱性の高い窓を設置して熱の出入りを防ぎます。 |
高気密設備 | 壁や天井に隙間ができないように、精度の高い建材や気密用のテープを使用します。 |
日射遮蔽設備 | 屋根に高反射率塗料を塗布したり日射遮蔽性能の高いガラスなどを使用し、太陽の熱が屋内に伝わるのを防ぎます。 |
太陽光発電システム | 太陽光発電システムを導入し、家庭で使う電力を自家発電します。 |
オール電化システム | 家中で使用するエネルギーをすべて電力でまかなうシステム。太陽光発電システムと併用することで光熱費を抑えることにもつながります。 |
節水設備 | 節水トイレや節水・節湯水栓、節水シャワーヘッドなどを導入することで水の使用量を抑えます。 |
エコ住宅のメリット
こちらでは、エコ住宅にするメリットを見てみましょう。
・冬は暖かく夏は涼しく住み心地が良い
エコ住宅は、冷暖房の消費を抑えるために高断熱・高気密の家になっています。
そのため、夏は涼しく冬は暖かいといった住み心地の良い住環境が手に入ります。
・光熱費が抑えられる
断熱性・気密性の高い家では、冷暖房の消費を最低限に抑えることができるため、毎月の光熱費が安くなる傾向に。
長い間住み続ける家だからこそ、毎月のランニングコストを抑えることが、生涯で住まいにかかる費用を節約することにもつながります。
・メンテナンスの回数が減る
結露によって発生するカビは、屋内外の気温差によって起こるもの。ですが、省エネ住宅なら気温差が小さいため結露が起こりにくく、カビの発生を防ぐことができます。
カビによるアレルギー反応が抑えられたり、メンテナンスの回数も減るというメリットがあります。
・自然災害があっても安心
太陽光発電により自家発電しているエコ住宅では、地震などの自然災害に対応できるメリットが。
万が一停電が起こってしまっても、発電によって創り出された電気を利用することができるので安心です。
エコ住宅のデメリット
続いては、エコ住宅のデメリットについて解説します。
・初期費用が高い
高断熱・高気密を叶えるために特別な性能のある建材を使ったり、太陽光発電パネルや節水設備を導入したりすることで、建設にかかる初期費用が高くなってしまうのが、省エネ住宅のデメリット。
一方で光熱費をはじめとしたランニングコストが抑えられたり、省エネ住宅には補助金が利用できる場合もあるため、これらも含め総合的に見て予算に見合うか考えるようにしましょう。
・建設業者が限られてしまう
エコ住宅には、地域によって細かな基準が設定されています。そのため、定められた基準に沿った住宅が建築
できる業者は限られてしまいます。
そのため、希望している業者が必ずしもエコ住宅に対応しているとは限りません。
事前に情報収集をして、省エネ住宅に精通した業者を選ぶのがオススメです。
エコ住宅で利用できる補助金
最後に、エコ住宅で利用できる補助金の一覧をまとめました。
地域型住宅グリーン化事業 | 支援対象となる木造住宅において、戸あたり90〜140万円の支援あり。 |
ZEH補助金 | ZEH支援事業、次世代ZEH+(注文住宅)実証事業、次世代HEMS実証事業のいずれかの補助事業が利用できる。基本的には戸あたり55〜112万円の補助が出る。 |
長期優良住宅化リフォーム推進事業 | 住宅の性能向上リフォーム工事費などが対象。 |
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こちらのコラムでは、省エネ住宅の特徴やメリット・デメリット
利用できる補助金制度についてまとめて解説しました。
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