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北玄関の間取りがおすすめな理由|注意ポイントも解説
新築住宅の間取りを考える上で意外と大切なのが『玄関の位置』です。
普段の生活ではあまり意識されることは少ないものの、毎日の行き来で必ず通る場所になります。
そこで本記事では、玄関の間取り計画ポイントや具体的な事例についてご紹介していきます。
これから新築住宅をお考えの方は、ぜひ参考にしてみてください。
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一般的な玄関の位置とは
ここでは、一般的に採用されることが多い玄関の位置や、風水での間取りの考え方についてご紹介します。
「あまり玄関の位置を気にしたことはなかった」という方が多いかもしれませんが、これを機にマスターしておきましょう。
玄関の位置は『東や南』が多い
一般的な間取りでは『東や南』向きの玄関が多い傾向が見られます。
まず東側は朝日が差し込む方角であり、朝の時間帯に明るさを確保できます。
同様に南側も一日中日当たりが良く、逆に『夕方に西日で暑くなる』ということが無いため快適です。
鬼門の考え方
鬼門とは、北東の方角の事を言います。もともとは古代中国で生まれた考え方とされており
その名の通り『鬼や邪気の出入りする方角』を指しています。
お家づくりにおいても古くから鬼門が不吉な方角として扱われてきました。
また、鬼門には裏と表があり、表鬼門は北東の方角を、裏鬼門は反対にあたる南西の方角を指しています。
裏鬼門は鬼や邪気が最後に出て行く方角と言われており、鬼門と合わせて避けるべき不吉な方角とされています。
この鬼門と裏鬼門の方角には玄関や、トイレなどを配置すると運気が下がると言われており
間取りを考える上で、できるだけ避けておくといいでしょう。
北玄関のメリット
北側の玄関には注意点もありますが
ここでは、玄関を北側に配置するメリットについてご紹介していきます。
①南側に居室が確保できる
リビングやダイニングは家族が集まり長い時間を過ごす場所なので、日当たりが良い方が好まれます。
しかし住宅の敷地面積は限られているので、すべての部屋を南側に配置するのは難しいです。
そのため玄関や水回りなど、使用時間の短い部屋を北側に配置するのが一般的となります。
北側に玄関を持っていけば、日当たりの良い南側スペースが空くため計画しやすくなるでしょう。
風水的にも北東を避ければ問題ないため、大きな窓を確保して明るくするといった配慮をした上で北側玄関を計画するのがおすすめです。
②道路の位置に左右されない
一般的に、道路に面する側に玄関を設けるケースが多いでしょう。
もし北側に道路がある場合には、同じく北側に玄関を配置した方が行き来がしやすくなっておすすめです。
もしくは往来の目が気になるのであれば、90度回転させた側面に設置する場合もあります。
いずれにしても玄関は毎日出入りする場所なので、「道路との位置関係」は大切です。
北側玄関の可能性も視野に入れておけば、道路の位置に左右されず便利な位置を選べるでしょう。
③玄関が暑くならない
もし玄関が南側や西側にある場合には、「日差しで暑い」というトラブルが起こりやすくなります。
夏の西日が室内に入ってしまうと熱がこもる原因になり、夜になっても暑いままになりやすいです。
暑さで靴が蒸れたり湿気が溜まったりしてしまうので、適切な対策が必要になります。
しかし北側に玄関がある場合には、日差しが入りにくく熱がこもらないのがメリットです。
玄関は居室に比べると換気設備が整っていないことが多いので、間取りの時点で熱がこもらないように工夫しておくと後々便利でしょう。
北玄関の間取り注意ポイント
ここでは、北側に玄関を配置する場合に注意したいポイントについてご紹介していきます。
家の形状や家族構成によっても適した方法が異なるので、計画時にはぜひチェックしておきましょう。
①正方形の家の場合
正方形の家は、耐震性や効率性の面でメリットが大きいのが特徴です。
シンプルで無駄が無くなるので、建築コストも安くなりやすいでしょう。
玄関の位置は、「1辺の中央」に設けるのがおすすめです。
中央に玄関があることで両側の部屋へのアクセスが良くなり、生活動線が効率よくなります。
また外観的にも、シンメトリーでバランス良くなるのもメリットです。
②横長の家の場合
長方形で横長の家の場合は、細長い形状のため「端から端への移動距離が長くなってしまう」点に注意しましょう。
そのため正方形と同じく、「家の中央部に玄関を設ける」のが適しています。
また玄関と階段をセットで配置すれば、省スペースになっておすすめです。
中央に玄関を設けることで廊下を無くせるので、敷地面積の有効活用にも役立ちます。
③平屋の場合
平屋の場合すべてワンフロアの中に収める必要があり、間取り計画も迷いやすいです。
最初にLDKや居室を割り振り、玄関は限られたスペースに配置するケースが多いでしょう。
そのため、玄関が隅部に配置されるかもしれません。
風水を気にされる場合は、北西の方角に配置するのがおすすめです。
また平屋はどうしてもコンパクトな印象になってしまいますが、広く見せるには「吹抜」を活用する方法もあります。
あえて玄関の天井を張らずに屋根までの大空間にすれば、広々と開放的な印象にできるでしょう。
大きな窓を設置して外光を取り込むなど、おしゃれに見せられるポイントは多いです。
④二世帯の場合
二世帯住宅では、玄関を二つ作る「完全分離型」が人気です。
ただし玄関スペースが2倍必要になるため、配置には工夫が必要でしょう。
具体的には、1世帯の玄関を建物中央に設け、もう1世帯は隅部に配置するパターンがあります。
これにより「1階は親世帯・2階は子世帯」というようにゾーン分けができます。
ただし完全分離型は設備が増える分、「コストも2倍」になってしまう傾向が強いです。
なるべくリーズナブルに効率の良い間取りにしたい場合には、一部を共有する「部分共有型」にしておくのもよいでしょう。
まとめ|北玄関の間取りもおすすめ
本記事では意外と少ない「北玄関の間取り」についてメリットや間取り事例をご紹介してきました。
玄関の位置は普段意識されることは少ないですが、じつは間取り全体にも影響を及ぼしやすいのが特徴です。
ご紹介してきたように鬼門の家相を考慮したり、敷地と道路の関係を考えたりするなど、ぜひあらゆる角度から検討してみてはいかがでしょうか。
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