こんにちは。ONE’S STYLE NISHIKAWA 久保本です。
「注文住宅建てたいけど、どんなお家にするのがいいのか。。。」
と迷われている方はいらっしゃいませんか?
せっかくお家を建てるなら、快適で、省エネで、ランニングコストもかからないお家を建てたられた方がいいですよね。
それをかなえてくれるお家づくりの手方の一つに【パッシブ設計】という手法があります。
【パッシブ設計】最近はSNSやお家づくりのサイトでもよく出てくるようになった言葉ではないかと思います。
ONE’S STYLE NISHIKAWAでは何年も前からパッシブ設計の考え方を取り入れたお家づくりをしています。
今回はそのパッシブ設計についてご説明します。
目次
パッシブ設計とは何か?
パッシブ設計とは、自然のエネルギーや自然に起こる現象を生かした設計を指します。
自然界に存在するエネルギーを利用して、暮らしやすいお家ですので、自然を感じながらすごしたい方や、省エネルギーなお家を建てたい方、健康的な生活をしたいとお考えの方におすすめです。
具体的なデザインの内容としては次の5つが挙げられます。
断熱・気密
1つ目は、断熱気密です。断熱性能を高くするのはもちろんですが、隙間だらけのお家では、外気温に室温が左右されてしまいます。
外壁や床や屋根、サッシの隙間などの気密工事をしっかりとする事も重要です。
断熱性能には国の基準があります。その基準に対してどの程度まで性能を求めるかで、お家の快適さや使うエネルギーに差が出てきます。それは生活していく上でかかる光熱費にも大きく関わってきます。
ONE’S STYLE NISHIKAWAでは断熱性能を数値で表示してお客様にお伝えし、気密についても全棟気密測定をしてその数値をお客様にお伝えしています。
目標値としては
断熱性のはUA値0.46以下
気密性はC値0.3以下
をお約束しています。
この数値はお家の性能グレードでいうと【G2】というレベルです。
なぜこのレベルを目指すのかというと、一番費用対効果が良いとされているグレードだからです。
せっかく大きなお金を払ってお家を建てるのですから、少しでも良いもの、良い建て方をお客様にご案内したいと考えております。
日射遮蔽と日射取得
2 つ目は、日射遮蔽と日射取得です。
日射遮蔽とは日差しを遮ることです。
夏の太陽熱は庇(ひさし)やスタイルシェードを利用してしっかりと遮ってあげます。
断熱性が高くなると、熱が逃げにくいので、室温が上がり暑い家になってしまいます。
夏の太陽高度は 70 度くらいになるので、適度に庇を出して太陽の熱を遮るようなデザインにします。
スタイルシェードは昔でいう「よしず」のような役割をしてくれる外付けのロールスクリーンです。出し入れも簡単で見た目にもスタイリッシュなのでリフォームでも付けさせていただくことがあります。
窓ガラスが暑くなるとお家の中の気温も上がってしまいますので、庇やスタイルシェードを利用して、日差しを窓の外側で遮るというところもポイントです。
日射取得はその逆で日差しを取り込むことです。
寒い冬は、昼間の太陽の熱を室内にできるだけ取り入れることで、お部屋の中を暖かくします。
断熱性が高いと熱が逃げにくいので、いかにして太陽の熱を取り込むかを考えます。
どの方角の窓にはどんな大きさのどんなガラスの窓を選ぶかを考えることで、窓を天然のストーブに変えることができるんです!
ONE’S STYLE NISHIKAWAでは、その敷地にあった日照のシミュレーションをしたり、周辺の敷地・建物状況も考えながら、方角と大きさの、どんなガラスの種類の窓をつけるかも考えています。
自然風の利用
3 つ目は、自然風の利用です。
冬や真夏の昼間や夜は湿度の関係もあり窓を開けない生活がおすすめですが、春や秋やなどは気持ちの良い風を取り入れたいですね。
地域によってどの方角から風が入るかもちがってきますので、風をうまく取り込めるようなサッシを選ぶ工夫もしています。
建物の外壁面を伝う風を室内に誘導する【ウィンドウキャッチ】と呼ばれる窓の選び方、つけ方も考えることで、自然の風を上手に利用してエアコンを使う期間も短くできたりします。
隣のお家の窓の位置や、西日の入り方なども考えながら、風邪を取り込む窓、光を取り込む窓など検討して設計します。
昼光利用
4 つ目は、昼光利用です。
その字が表す通り、いかに昼間照明をつけなくても明るく過ごすことができるかを考えながら設計をします。
そのために吹抜けを作ったり、サッシの高さを考えたりしています。
建物に囲まれた土地でも、吹き抜けやそこにどんな大きさの窓をつけるかで昼間のお家の中の明るさは大きく違ってきます。
日射熱利用暖房
メリット・デメリットは??
パッシブ設計には次のようなメリット、デメリットが存在します。
人気のある考え方ですが、メリットとデメリットをしっかり比較した上で取り入れるかどうかを比較しましょう。
パッシブ設計のメリット
メリットとしてまず最初に挙げられるのは、温度環境が快適になることです。
エアコンや暖房機具の使用時間や試用期間が短くなりますので、エアコンの風が苦手な方にはおすすめです。
また、室内の温度が全体的に一定になるので、体への負担が軽くなります。
冬の夜にトイレに行くと寒い!とか、夏の二階の部屋がとても暑い!!!
というような部屋同士の温度差で不快に感じることが減ります。
また、自然エネルギーをうまく利用して暮らしていただくことで、快適・省エネで光熱費の少ない生活をしていただくことができます。
パッシブ設計のデメリット
デメリットとしては、初期費用が高くなってしまうことではないでしょうか。
パッシブ設計の場合、一般的な注文住宅と比較して初期費用が高くなる可能性があります。
まとめ
初期費用は高くなりがちですが、長期的に考えて、光熱費などのランニングコストがどうか、快適性はどうか、健康への影響はどうか。。。と検討していくとパッシブ設計のお家と、一般的なお家ではトータルに大きな差が出てきます。
日々のランニングコストの積み重ねはローンの支払いに更にプラスされてきますので、ランニングコストをいかに押さえることができるかも重要です。
また、せっかく建てるお家ですので、湿気やカビ、寒さ暑さに悩まされることなく一年中健康で快適に生活をしたいですよね。
ご家族の健康や命は何物にも代え難い大切なことです。
ONE’S STYLE NISHIKAWAではご家族皆さまが健康で快適に生活していただけるお家づくりを目指しております。
お家づくりに悩まれたらぜひ一度ご相談ください。
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