注文住宅の建築を計画し始めたとき、多くの人が初めにすることはモデルハウスやお家の完成見学会に行くことです。
新築住宅の実例を体感できて、家づくりの手順を教えてもらえる。
利用しない手はありません。
しかし、何の準備もせずにモデルハウスに行くのはもったいない、場合によっては損してしまうかもしれないことを知っていますか?
本記事では、モデルハウスを見学するうえで重要な、チェックすべきポイント・聞いておきたいこと・注意点について解説していきます。
貴重な休日の時間を割いて臨むモデルハウス見学。
効率的に利用できるよう学んでいきましょう。
目次
どうしてモデルハウスを見学するの?
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最初に、どうしてモデルハウスを見学するのか、理由を再確認してみましょう。
目的が明確であれば、効率的に見学できます。
工務店やハウスメーカーの設計思想が分かる
モデルハウスを見学することで、工務店やハウスメーカーの「家づくりに対する姿勢」が分かります。
ハウスメーカーごとの特色を知るために、モデルハウス見学を利用しましょう。
営業・設計陣の人となりが分かる
建物だけではなく営業・設計など「会社の人となりも把握」できます。
いくら建物に感銘を受けても、実際に設計・建築するうえで深く関わっていく会社の人と合わなければ、満足いく家づくりはできません。
どんな人が会社の顔になって、どんな人が設計しているのか、確認しましょう。
また、知るために積極的に話しかけることをおすすめします。
見学会やモデルハウスの「チェックポイント」
つぎに、モデルハウスを見学するうえでのチェックポイントを紹介します。
意識して見学すれば、あなたとモデルハウスの相性が分かるでしょう。
明るさ・空気感・入った瞬間の心地よさ
最初にチェックするべきは「入った瞬間のフィーリング」。
建物内部の明るさ、広さ感覚、匂いなどの第一印象は非常に重要です。
住宅会社によって目指す住まい方は変わり、窓を多く設置して自然光を取り入れる方針の業者もあれば、少なめにして明闇をつける業者もあります。
使用する機会の多い素材によって匂いは変わりますし、温冷感や広さ感覚も変わります。
モデルハウスは、こういった数値化しにくい事柄を感じるのに最適な道具といえるでしょう。
標準仕様の建材や設備を見る
「どんな素材・設備が標準的に利用されているか」確認しましょう。
標準的に使用される素材や設備は、施工するうえでの注意点やノウハウを熟知しており、高い精度で施工できるもの。
効率的に施工できるので、施工費用の面でもメリットがあります。
収納の使い勝手が合うか確認
急に具体的な話になりますが「収納の使い勝手」はチェックしておきたいところです。
収納の量や収納を設ける位置は、実は住宅会社や設計者の考え方で大きく変わります。
収納に対する考え方があなたと設計者で異なると、建物が完成して住み始めてから後悔を抱えてしまうかもしれません。
収納の量があなたにとって十分に取れているか、適切な場所に配置されているか、確認しておきましょう。
見学会・モデルハウス「聞いておきたいこと」
建物に対してチェックしたいことを紹介しましたが、見学会やモデルハウスの見学準備はまだ十分ではありません。
モデルハウスについて最も知識を持つ、聞きたいことを整理しておきましょう。
気になる設備や仕様に「オプションですか?」
モデルハウスを見学中に「これいいな」「こんな設備があると嬉しいな」と思ったら「この設備は、仕様はオプションですか?」と聞いてみましょう。
気に入った設備や仕様が見つかったのに、高額な追加請求があると嫌ですよね。
標準的な価格の中で使用できるものなのか、金額が上がる場合どの程度なのか、代替となる設備や仕様はないのか、聞いてみましょう。
目に見えない場所のこと「説明してくれますか?」
注文住宅を建築するとき、目に見える、肌に触れる場所を重視してしまいますが、実は同じくらい重要なのは壁の中です。
「柱や断熱材など壁の中のこと」を聞きましょう。
壁内の仕様によって、断熱性や耐震性など、長く住み続けるにあたって大事な性能が変わります。
本やインターネットで調べたことがある人も、営業担当者に構造や断熱についての疑問を投げかけることで、あなたの知識が増えますし、住宅会社への信頼も増すことでしょう。
設計することの多い土地・建物「何坪くらいですか?」
最後に聞いておきたいのは「何坪くらいの土地・建物の住宅を建築することが多いのか」ということ。
設計・建築することの多い土地や建物の広さを聞くことで、あなたと住宅会社の相性が分かるでしょう。
見学会・モデルハウスの「注意点」
最後に、見学するうえでの注意点を解説します。
事前に認識しておくことで、限られたモデルハウス見学の時間を有意義に使えることでしょう。
どうして家を建てるのか家族で話しておく
1つめは「どうして家を建てるのか、家族で話しておくこと」です。
家を建てる理由や、理想とする暮らし方を家族で共有しておくことで、見学したときの、住宅会社とのミスマッチを防ぐことができます。
事前準備なしで見学に臨んでしまうと、モデルハウスへの印象も営業・設計者との会話も「なんとなくよかった・悪かった」に終始してしまい、相性のよいメーカーを逃したり、逆に相性のよくないメーカーに依頼することになるかもしれません。
家族内で、どんな生活が送りたいのか軸を作り、その軸とモデルハウスを照らし合わせて見学してみましょう。
予約なしで行くと案内を受けられないかも
2つめは「見学は予約してから行くこと」です。
予約を入れておけば、予約した時間の間は担当者がつきっきりで解説をしてくれます。
会社の姿勢や、先述した”聞きたいこと”も自由に聞けますし、営業担当者との相性も確かめられます。
モデルハウス見学を濃い時間にしたいなら、予約したうえでの見学をおすすめします。
まとめ│モデルハウス見学は十分に準備を
モデルハウスの見学を効率的にするための方法について解説しました。
家を建てる人にどんな暮らしを送って欲しいのか、会社の考え方が分かるモデルハウス。
積極的に活用して、家づくりを進めましょう。
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